コストと開発リソースを最小限にRPA導入に成功。社労士法人としての先進的な挑戦へのパートナーに。
事務所・法人名 |
埼玉南社会保険労務士法人様 |
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URL | https://www.terada-sr.jp/ |
紹介 | 人事・労務管理のエキスパートとして、労働保険・社会保険の手続きや給与計算のアウトソーシングにとどまらず、 退職や解雇、労使の諸問題、給与体系の立案運用等、労務・経営における企業のあらゆるリスクを減らす社会保険労務士事務所様です。 |
従業員数 | 10人〜50人 |
導入による効果
- 導入しやすい価格でRPAの導入が実現できた。
- 自社での開発リソースが取られない為、RPAの費用対効果が最大化された。
ENROBOインタビュー
ENROBO導入の経緯について
元々RPAは導入をされていたのですか?
はい、そうなんです。実はENROBOを導入する前に別のRPAの製品を利用しており2019年の時点ではRPAの実用化を行っており記者発表も行い新聞やケーブルテレビなどマスコミの皆さんにも取材に来ていただいておりました。2018年の11月にテスト運用を開始して2019年11月に開発と併行して運用も開始しました。
2018年当時から先進的に取り組まれていたのですね。
このようにRPAによる実用化に成功されていた状況下で何か課題があったのでしょうか?
当時はRPAの選択肢が少なかったこともあり、RPA製品に月額約12万円を払い、なおかつ自社開発をしておりました。二名の社員の方に開発をお願いしていたのですが異動や退職によって引き継ぎや学習のやり直しなどの手間が発生し、ロボット開発の教育や開発の手間を考えると本当に費用対効果が取れているのか疑問になってきた事が背景にありました。
もちろん当初からRPAによって一定以上の価値は発揮しておりましたが、業務の一部を効率化するために月額費用を払いながら二名のリソースを割くのが本当に効率が良いのかと感じていました。
そのような状況下でENROBOを知ったきっかけや導入の決め手について教えていただけますか?
我々の社労士法人は業界の中で先進的な取り組みや挑戦を率先して行っていましたのでRPAについても前述の通り約1年程の時間を費やし導入を進めていたのですが、知り合いの社労士事務所がENROBOを導入したら簡単にRPA化が実現できたと話を聞いたものですから、そこで餅は餅屋だと思い紹介していただきました。
説明を聞いてみて低コストで開発部分も含めてサポートしてもらえるという部分で導入を決めました。
そうだったのですね、ありがとうございます。貴社のITへの先進的な取り組みは素晴らしいなと思いお話をお伺いしておりましたが、これは寺田先生のどのようなお考えが根底にあるのでしょうか?
ITでは最先端を行きたいと考えておりまして、ITやRPAに任せるところはお任せして人にしかできないプロフェッショナルな仕事の価値を高めたいと考えています。正確に早くやるというのが事務仕事の重要な点だと考えている為それに最適なのはやはりITだと思っており様々な部分で先進的な取り組みを行なっています。
その結果私たちの事務所では同一労働同一賃金のコンサルティングを中心に人にしかできない仕事で価値を発揮していきたいなと思っております。
導入後の効果について
ENROBOで自動化している業務とRPAを導入してみての効果を教えてください。
公文書ダウンロードを中心に自動化を行なっています。業務削減の効果としは、RPAを導入しなければ一人当たり一日30分程度は公文書ダウンロードに関する業務を行なっておりそれが8~10名分ENROBOによって自動化されていますから単純に考えて1日5時間程度は削減になっているのではないでしょうか。
また私が夜遅くまで残っている日に公文書ダウンロードがパソコン上で自動で動き出すのを見ると効率化できている実感も湧いてきます。
導入してみてのデメリットや大変だった点があれば教えてください。
デメリットというと少し違うかもしれませんがRPAはエラーが発生することもありますから、それを人の目で確認しないといけない部分は注意が必要かなと思います。社内でRPAの担当スタッフはその辺りも含めて少し大変さがあるかもしれませんが開発の必要はなく、基本的にはENROBOにお任せできるので人がやるべき仕事に注力できるというメリットの方が大きいのではないでしょうか。
今後実現していきたい事について
今後実現していきたい事やENROBOに期待する事があれば教えてください。
給与計算や電子申請のサポートなども自動化していきたいと考えています。また社労士事務所でRPAを導入する過程で業務フローを整理したりロボットと人との役割分担を明確にすることでクライアント企業様とのコミュニケーションもスムーズに行える様になると良いと思っています。
本日はたくさんのお話しを聞かせて頂き誠にありがとうございました。 今後とも貴社及び社労士業界の価値向上にお力添えできればと思っておりますので引き続きよろしくお願い致します。